東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方々を対象に配布している「ヘルプマーク」の普及推進活動を行っています。
これまで、ヘルプマーク特設サイトやヘルプマーク作成・活用ガイドライン等を通じて、広く都民の皆様や民間企業への普及を図り、また、他自治体にも活用を働きかけるなど、広域的な普及にも取り組んできました。
最新の取組情報はヘルプマークホームページの最新ニュースをご覧下さい。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/pr/2018/201810.html
今回紹介する取組の詳細については、下記ホームページをご覧ください。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/event/index.html
■グラクソ・スミスクライン 50台のデジタルサイネージでヘルプマーク普及動画を放映
グラクソ・スミスクライン株式会社では、赤坂本社に設置されている50台のデジタルサイネージで、ヘルプマーク普及動画を3週間にわたり放映し、5月5日の世界肺高血圧症デーに向けて、肺動脈性肺高血圧症(PAH)の患者さんの声や動画、ポスター、パンフレットを通じた疾患の理解普及と併せてヘルプマークについてその意義を広く社員に考えてもらいました。

■武田薬品(株) 社内イベントや患者さん向けウェブサイトでの啓発活動を実施
武田薬品では、従業員とその家族向けに、従業員がどんな環境でどんな仕事をしているか知ってもらうための『ファミリーデー』というイベントで、ヘルプマークの特設ブースを設置し、来場された従業員とその家族に、ポスター掲示やパンフレット配布をして啓発活動を行いました。
また、患者さん向け情報サイト(https://www.takeda.co.jp/patients/helpmark/)の中でもヘルプマークについての掲載を開始しました。

■ノバルティス ファーマ株式会社 社内報や社内イベント、ポスターで社員向けの啓発を実施
ノバルティスファーマでは、2016年5月には社内報にヘルプマークをもつ社員の声とともにヘルプマークの説明を掲載し、8月のオープンオフィスデーにおいて、社員や社員の家族に向けてヘルプマークの紹介セッションを実施しました。2018年5月より、本社や篠山工場、全国の12カ所の事業所などに啓発ポスターの掲示やダイバーシティ&インクルージョン・ニュースレターの配信、社員向けSNSへの投稿を通じ、社内にひろく認知を促しました。社員同士でヘルプマークについてディスカッションする機会が生まれるなど、意識向上につながっています。

■そうごう薬局 薬局内でヘルプマークの活用
そうごう薬局では、体調の悪い方や怪我をされた方、お年寄りや妊婦の方など様々な方のために、埼玉県内にある柳崎店・針ヶ谷店・小手指店において、ヘルプマークを待合室の席に掲示し優先席とする取り組みや、ポスターの掲示により普及・啓発活動を行っております。

■小田急電鉄株式会社 ヘルプマークの普及に向けた活動に協力
小田急電鉄では、ヘルプマークがJIS規格に追加されたことで訪日外国人旅行者も含め、全てのお客さまに訴求効果が期待されることや、お客さまの関心も高まっていることから2018年2月から全駅にヘルプマークポスターを掲出しています。また、2018年6月からは全車両の優先席にヘルプマークステッカーを表示しました。

■東京急行電鉄(株) 駅のモニターによるPRや優先席付近へのステッカー掲出を開始
東急電鉄では、2018年3月から駅のモニターにてヘルプマークについての案内を掲出しています。また2018年6月からは、車両の優先席付近にヘルプマークのステッカーの掲出を開始しました。

■首都圏新都市鉄道(株)(つくばエクスプレス) ヘルプマーク普及啓発の取組について
つくばエクスプレス(運行:首都圏新都市鉄道(株))では、2018年4月より、各車両の車端部(1・6号車の運転台側を除く)に設けている優先席付近に、ヘルプマークのステッカーの掲示を開始しました。車両内側だけでなく、ホームにいらっしゃるお客様側からも見えるよう両面掲示として、より多くの皆様へご覧頂くよう工夫しています。同時に、各駅で配布している広報誌、毎年発行する「安全報告書」での紹介を通じたPRや、駅構内でのPRポスターの掲示など、日々、普及啓発に努めています。

■株式会社JALサンライト ヘルプカードの作成と導入
株式会社JALサンライトでは、『緊急連絡カード』を改定する運びとなり、東京都の標準様式を使用したヘルプカードを作成し希望する社員に配布しました。緊急時に安全を確保してもらうために活用してもらいたいと思っています。また、社内に啓発ポスターを掲示し、共に働く社員がヘルプカードを所持利用することで、より行き届いたサポートと相互理解の実現を目指しています。

<普及活動へのご協力のお願い>
東京都は民間企業の皆様に、ヘルプマーク啓発活動へのご協力をお願いしています。
店舗や自社ビル等でのポスター掲示、PR動画配信、広報媒体への掲載、社内研修での紹介など、CSR活動の一環としても是非ご協力ください。詳しくは下記ホームページをご覧ください。民間企業の活動事例をご紹介しています。

<ヘルプマークの概要>
・主旨:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう作成したマークです。多様な主体による活用を図り、援助が必要な方が日常的に様々な援助が受けられる社会づくりを推進します。

・対象者:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方。

・ヘルプマークをつけている方を見かけたら、優先席で席を譲ったり、困った様子の時は声をかけるなど、思いやりのある行動をお願いします。

・ヘルプマークホームページ(東京都福祉保健局)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html

・ヘルプマークホームページ(一般、企業・事業者向け)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/