タチカラは、社会的に困難な状況にある世界の子供たちへバスケットボールを贈ることを通じて、社会と子供をつなぐプラットフォーム事業である「HAND 2 HAND(ハンドトゥハンド)」を開始しました。
このプラットフォームを活用することで、Bリーグ等のプロ・アマチームと選手、アーティスト、企業、バスケットボール愛好家の個人などは、バスケットボールを通じて子供たちとつながりを持つことができます。バスケットボールを贈ることをきっかけに、企業での児童による就労体験受け入れや、支援者による施設でのボランティアなど、子供たちとのつながりを継続的なものにすることが可能となります。つながる対象の子供は現在、児童養護施設や心身障がい施設の児童、被災児童、貧困児童など国内外へと着々と広がっています。

今回プロジェクト第一弾として、日本経済新聞社が運営するチケット購入型クラウドファンディングサイト「未来ショッピング」 (https://shopping.nikkei.co.jp/projects/tachikarah2h)にて300球の支援を募集開始しました。

未来ショッピングでの子供寄贈用ネオンボール(右)と支援者用限定プレミアムボール(左:新製法による天然皮革迷彩柄)

支援者が「未来ショッピング」で革新的製法イノベーションにより天然皮革に迷彩柄デザインを実現した限定シリアルナンバー入りプレミアムバスケットボ―ルセットを1つ購入すると、ネオンカラーが鮮やかなバスケットボールが1球、社会的に困難な状況にある子どもにプレゼントされます。

【未来ショッピング詳細】
・募集期間:10月3日(水)~12月3日(月)
・URL: https://shopping.nikkei.co.jp/projects/tachikarah2h
・基本の支援コースは次の2種:
-標準チケット:21,000円(税込)
-ハーバード・ビジネス・スクール竹内弘高教授「世界を良くするリーダー」講演付チケット:26,000円(税込)
支援者の皆様からボールを受け取る子供たちの施設(施設名の公開をご了承いただいた施設様のみ)は、東京都立大泉特別支援学校、二葉むさしが丘学園、社会福祉法人福田会、一般社団法人Orange Kids’ Care Lab.、福島県立聴覚支援学校平校、ふくいスポーツクラブなど国内外に拡大中です。

【背景1】バスケットボールが社会をつなぐ力

バスケットボールには”ピックアップゲーム”という言葉があります。とある街中でのプレイ中に見知らぬ相手が現れれば、「一緒にプレイしよう!」と分け隔てなく誘う、それがピックアップゲームです。ピックアップゲームに象徴されるストリートバスケットボールの精神には人種や宗教や国境を越えて人をつなぐ草の根の力があります。

【背景2】社会とのつながりを求める児童施設
ランドセルが寄付された「伊達直人現象」以降、児童養護施設には首都圏を中心にモノの寄付が増加しました。しかし、児童個人による希望競技用具の保有については国から施設に与えられた予算の割り振りに依存しているのが現状です。また、親が働き稼ぐ姿を見ることができずに育つ児童は施設を巣立ったあとの就労意識に課題を抱えがちです。そのため就労体験の機会を提供できる企業とのつながりを求めています。心身障害支援施設など、他の施設の児童も同様に地域社会とのつながりを大切にしています。

【特色1】バスケットボールが子供に与える力
バスケットボールは、子供たちにスポーツに夢中になり楽しむ情熱と、夢や希望や目標を与えます。その実現、達成へと努力することの大切さを知り、その過程で身体が作られ、仲間や社会とつながりができ、ルールやチームワークの大切さを学ぶことで社会性を身につけます。貧困国では子供の麻薬や犯罪への防止につながります。1球のボールが子供の心身の成長と社会的な自立支援へとつながります。

【特色2】アスリートによる継続訪問
児童施設のご希望に応じて現役アスリートやバスケットボール・フリースタイラーなど、プロ・アマの選手が施設を訪問して楽しいイベントやバスケットボールクリニックなどを継続的に開催する仕組みを構築します。これによりバスケットボール界と子供たちのつながりが継続的かつ強固なものとなります。一方で、選手にとって社会とのつながりを持つことがセカンドキャリアの一助となることも目指しています。

【今後の展開】Bリーグチームとのコラボレーションやゴールの設置
第二弾としてBリーグチームとコラボレーションの準備が進められています。またボール以外のバスケットボール製品への展開も企画しています。子供が一番練習したいのがシュートです。マイボールの次には、子供たちがいつでもどこでもシュートを楽しめるように、どこにでも設置しやすいようなゴールを企画します。放ったシュートがリングネットを抜けるボールの音の心地さを子供たちに届けられる日を楽しみにしています。